北海道の野菜づくり経営と産地のための最新栽培マニュアル
北海道の野菜栽培は、高収益部門としての農業経営内の位置付けとともに供給産地としての役割が高まっています。市場や消費者の期待を捉えた産地化に加え、北海道のブランド力を生かした輸出の動きも見られます。また近年は、業務用など各用途への対応やGAPをはじめとした衛生管理、さらに養液栽培など施設園芸の高度化といった新たな取り組みが、産地・生産現場に求められている他、輸入野菜の増加、資材費の高騰、異常気象の頻発など多くの課題に直面しています。道産野菜が今後とも発展していくための基盤として、生産現場の技術力が一層重要になっています。本書は第1部「野菜の基本技術」と第2部「品目別栽培のポイント」で構成し、第1部では栽培の基本技術を踏まえつつ、今日的課題に対応する技術を盛り込みました。第2部では主要野菜に併せて各地で栽培が増えている新たな野菜も取り上げ、41品目を解説します。
監修代表 長尾明宣
B5判 340頁